「AIで一気に楽になる」は本当なのか?
「Cursorを使えば、プログラミング未経験でもすぐ稼げる」──そんな話をSNSや動画で見かけて、気になっている人も多いのではないでしょうか。稲葉さん(37歳)もその一人です。現職に将来性を感じられず、ITスキルで転職や副業を考え始めたものの、何から手を付ければいいのか分からない。そんな中で出会ったのが、AI搭載エディタのCursorでした。
ただし、結論から言うと、Cursorは魔法の道具ではありません。正しく使えば強力な味方になりますが、使い方を誤ると遠回りにもなります。この記事では「Cursor 使い方 ロードマップ」を軸に、IT未経験から仕事で使えるレベルまで到達するための現実的な道筋を整理します。
「Cursorだけで稼げる?」現実的な答え
AIエディタ単体では収益化が難しい理由
CursorはAIがコード生成や修正を手助けしてくれるエディタです。しかし、Cursor自体が仕事を生み出すわけではありません。企業やクライアントが求めているのは「ツールを使える人」ではなく、「課題を理解し、解決できる人」です。AIエディタはあくまで補助輪であり、基礎理解がない状態では評価されにくいのが現実です。
ITスキル全体の中でのCursorの立ち位置
ITスキル全体で見ると、Cursorは学習効率を高めるための道具です。HTMLやCSS、JavaScript、PHPなどの基礎を理解した上で使うと、作業スピードが一気に上がります。逆に基礎なしで使うと、何が正しくて何が間違いなのか判断できず、成長が止まりやすくなります。
稲葉さん視点での現実的な期待値調整
37歳・社会人の稲葉さんにとって重要なのは「最短で結果を出す」ことではなく、「失敗しにくい学習ルートを選ぶ」ことです。Cursorはそのルートを短縮する道具であり、主役ではない。この期待値調整が、挫折を防ぐ第一歩になります。

未経験者がやってはいけないCursorの使い方
AI丸投げ学習のリスク
「とりあえずAIに聞けばコードが出てくる」──これは一見便利ですが、学習面では大きな落とし穴です。理由を理解しないまま進めると、応用が効かず、少し仕様が変わっただけで詰まってしまいます。
理解せずコピペする危険性
AIが出したコードをそのままコピペして動かすだけでは、スキルは身につきません。特に転職や副業を目指す場合、「なぜそのコードになるのか」を説明できるかどうかが評価の分かれ目になります。
「楽そう」で挫折する典型パターン
最初は楽に感じても、途中から理解不足が積み重なり、急に難しく感じる──これがよくある挫折パターンです。Cursorは「楽をする道具」ではなく、「理解を深めるための相棒」と考える必要があります。
独学とスクール、Cursor学習に向いているのは?
独学に向いている人/向いていない人
独学に向いているのは、自己管理が得意で、分からないことを自分で調べ続けられる人です。一方、仕事と学習の両立が難しい37歳の社会人には、独学だけだと途中で止まりやすい側面もあります。
スクール併用のメリット
スクールを併用すると、学習の順序が整理され、質問できる環境が手に入ります。たとえばDMM WEBCAMP 学習コースやEBAエデュケーション、Enjoy Tech!(エンジョイテック)などは、基礎学習と実践をバランスよく進めやすい選択肢です。Cursorは、こうした学習を効率化するツールとして併用するのが現実的です。
37歳・社会人が失敗しにくい選択肢
限られた時間の中で結果を出したい場合、「環境を買う」という考え方も一つの戦略です。無料相談や体験を活用し、自分に合うかを見極めることが重要です。
ポートフォリオ作成でのCursor活用法
未経験者向けポートフォリオ例
未経験から転職や副業を目指す場合、いきなり高度なアプリを作る必要はありません。大切なのは「自分で考えて作ったことが説明できるか」です。例えば、簡単なタスク管理アプリやお問い合わせフォーム付きのWebサイトなどでも十分です。Cursorを使えば、画面構成のひな型作成やエラー修正のヒントを得られるため、学習の初期段階でも形にしやすくなります。
Cursorを使った効率化ポイント
Cursorはコードを書く手間を減らす道具であって、考える工程を省略するものではありません。コメントを読ませて処理の流れを確認したり、「なぜこの書き方になるのか」を質問したりすることで、理解を深めながら作業できます。特にデバッグ時は、原因の切り分けを一緒に行う感覚で使うと、学習効率が大きく変わります。
転職・副業で評価される視点
採用担当者が見ているのは、ツールの名前よりも「どんな課題をどう解決したか」です。Cursorを使ったかどうかより、要件整理・試行錯誤・改善のプロセスを説明できることが評価につながります。AIエディタを使っている場合でも、その点を自分の言葉で語れればマイナスにはなりません。
よくある失敗例と改善の考え方
Cursorを使ったポートフォリオ作成で多い失敗は、AIが出したコードをそのまま貼り付けて満足してしまうことです。この状態では、面接で質問された際に説明ができず、評価につながりにくくなります。改善策としては、生成されたコードに必ずコメントを付け、「自分なりの理解メモ」を残すことがおすすめです。なぜその処理が必要なのか、別の書き方はないのかを考えることで、ポートフォリオの質も学習効果も一段階上がります。